●コスプレ　私たちのお城にへいらっしゃいませ～♪

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う～ん、ん？
あれ？ここは？
お目覚めですか？勇者様。
勇者ァ～？
勇者って誰だ？俺は一介の賞金稼ぎだぞ？

［おはようございます、勇者様。よくお休みになられてましたね。ウフ♪］
［あれ、此処はどこ？だ］
［此処は私達のおうち、そして貴方は私達の勇者様］
［ちょっと待て！俺にはなんだか・・・］
［あ、お腹空いてません？かれこれ丸一日お休みされてましたから♪］　　　　　　　　　　　　　　　［グ～ッ・・・・・・］
［確かに(^^;］
［今何か食べるものダシマスネ？］　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
［それはありがたい］

なし崩しに知らない場所で飯にあり付けることになった俺は彼女らに聞いてみた。
［君たちは誰だ？どうして俺はここにいる？］
［まぁ今はいいじゃありませんか。すぐに用意いたしますね？］と言いながら
食事はすぐに出てきた。
［自己紹介しますね？私たちは双子で私が姉のリサ、こちらが妹にベスです。あなたには本当に・・・・・・］
どうやら髪の色の青いお嬢さんがお姉さんのリサで、緑色の髪の方が妹のベスらしい。

肝心な事を言い終わる前に目の前にアッというまに食事が並べられた。
［さ、召し上がれ］
［いただきます］俺は挨拶もソコソコに食らいついた］
ん？なんだこれ。今まで食べたことのない味、感触舌触り。彼女らはニコニコしてこちらを見たまま。［美味しいですか？］
［あぁ］
疑問よりもあまりにうまかったので、あっという間に食べ終えてしまった。
［俺たちどっかであったことあったっけ？］
「俺がそう聞くと、彼女らはパッと頬赤らめてこちらを見て
「私達貴方様をずっと見守り続けていたんです］
俺は会ったこともないし、見守られる覚えも全く無かった。

「君らは何者なんだ！］
俺はなぞかけ問答にしびれが切れて思い切って聞いてみた。
［私たちは生まれて、そして死ぬまでこの姿のまま。そして死ぬというより消滅といいますか消えて無くなります。私たちは貴方方のように年をとることを知らない］［そして自分の存在を確認できる術も知らない・・・・］

［私たちは貴方方の言う世界の精・・・私たちは光の精霊・・・貴方が小さく幼い頃、貴方に助けて頂いた精霊です。
貴方がいなかったっら私たちは暗闇の中消滅していたでしょう。貴方に助けて頂いてから、7200日余り、私たちはずっと貴方のそばで貴方が成長されるのを待っておりました。そして今あなた様がここにいらっしゃることは、私たちにとってこの上ない喜びなのです。］

「私達のお使えするあのお方は、言われました。お前たちはいつ消滅するかわからない運命だと。そして見届けたい人間がいれば、身もココロも捧げなさい。献身する心が芽生えて、人の感情に近いものが持てれば人間界に落としてやっても良いと言われたんです。］

(全く突飛すぎて訳わからんが、もう少し聞いていよう）

［勇者様、私たちは貴方が追っ手を逃れてさまよっている時に手を差し伸べてここに誘うようにしてから私も妹も・・・貴方の事が・・・］
［人間界で言うところの恋・・・でしょうか・・・？］
［私達を人間にして。あなたと同じ時を過ごせる人間に。あなたとずっと一緒にいたい］

［それは君たち二人を愛せよという事・・・なのか？］

二人は目を合わせて、そしてこちらを見ると顔を赤らめてうつむきながらコクリと大きく頷いた。
（フーっ・・・これも俺の運命なのか。助けて助けて貰ってこれが運命なら　俺は）

［わかった。そしたらこれから二人は俺の愛する家族として一緒にここで暮らしていこう］
［本当ですか！嬉しいです・・・これでやっと憧れていた人間に・・・］

その瞬間まばゆい光が二人を包んで

俺はそこでまた気を失ったみたいだ。

どれくらい気を失っていただろうか？目が覚めた・・・あれ？唇に何かヌルッと暖かい感触？
［お寝坊さんの貴方、お仕事に遅れますよ？本当に毎朝これをしないと起きてくれないんだから。ウフフ♪］
あれ、リサ？なんでここに？］
［あなたってば、妻の顔初めて見るみたいにして、おかしいのフフ♪］

え、いつ結婚し・・・

［パパァー！、早く行かないとベス学校に遅れちゃうよー！早くしてよパパ！今日当番なんだよ？］
［早く行ってお花飾らないと、シスターに怒られちゃう～早く早く～　もう！］
って、べ、ベス？？？

［あなた、ベス明日お休みだから、久しぶりに一緒にアノ家に遊びに行かない？私達の記念すべき場所でしょ？］
［あぁそうだな。是非］

行ってらっしゃい、貴方、ベス。
［ベス～　パパを困らせないように、おとなしくしてるのよ～］
［は～い！　分かったー。いってきま～す！］

空にはあのときのようなまばゆい太陽が燦燦と輝いている。今日も良いお天気♪　　リサは二人の後ろ姿を眺めながら、自分はこんなに幸せになれて良いんだろうかと思わざるを得なかった。

(あなた、ありがとう・・・・・)

FIN

長くなりそうなので強引に終わらせました、すみません。もっと書きたかったなぁ～
RPGらしく書いてみたんですけど。。。モンスターの出ないご都合主義でした♪　　画像の素材でイメージ膨れまくり。
続きはエロで攻めたかった。スペースが無い　（管理人）